6309934 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

文春新書『英語学習の極意』著者サイト

文春新書『英語学習の極意』著者サイト

39 観た・読んだメモ

令和4年9月17日から令和5年2月25日の実況です。項目ごとに、日付を遡る形で記載しています。
ひとつ前の 令和4年5月1日~令和4年9月16日 の実況はこちら。
ひとつ後の 令和5年2月26日~7月20日 の実況はこちら。

観 た:

令050225 戸泉恵徳 Shining Spark @ gallery UG Tennoz

令050225 鷲見茜個展 Happy porcelain! しあわせひとつ、ふくひとつ。 @ Ammon Tokyo
(「ふくのこのこ」\7,700; 「イボダイ 白金彩湯呑み」\3,300 購入)

令050224 没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡 Aodo Denzen: A Western-Style Painter of the Edo Period, The Trajectory of His Creativity @ 千葉市美術館

令050222 早川剛・入江晴美 二人展 ―日々の欠片を集める― @ Galerie Paris
(”Condensation” \58,300 購入)

令050222 META 2023(多田さやか、佐藤裕一郎、土井沙織、市川裕司、財田翔悟ほか) @ 神奈川県民ホール

令050221 菅田幸子(さちこ) @ Oギャラリー UP・S

令050221 大下百華(ゆか) @ Oギャラリー

令050221 合田佐和子展 帰る途もつもりもない @ 三鷹市美術ギャラリー

令050220 Benedetta ベネデッタ @ 新宿武蔵野館

令050218 坂本麻由里展 bing me h-o-m-e @ Gallery Face to Face

令050216 小瀬村真美 Mami Kosemura: Before the Beginning @ MA2 Gallery

令050216 オートメイテッド・フォトグラフィ @ 日仏会館ギャラリー

令050216 第15回 恵比寿映像祭2023 @ 東京都写真美術館

令050214 ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台 wendelien van oldenborgh: unset on-set | MOTコレクション コレクションを巻き戻す 2nd @ 東京都現代美術館

令050213 Babylon バビロン @ TOHOシネマズ日本橋

令050209 ワニ絵本3人原画展(コマツシンヤ・淺井裕介・飯野和好) @ ビリケンギャラリー

令050209 中村貴弥(たかや) @ 新生堂

令050209 〇+展オープラス 東京藝術大学大学院デザイン科第8研究室Draw 押元一敏研究室在籍者による @ 新生堂

令050209 河原朝生(かわはら・あさお)個展 @ Gallery Tsubaki

令050209 天明(てんみょう)里奈個展 微熱を飼う @ Gallery Tsubaki GT2

令050206 MET Live | Kevin Puts: "The Hours" (めぐりあう時間たち) @ 東劇

令050206 伊勢裕人展 @ Gallery b. Tokyo

令050203 大竹伸朗展(「21世紀のBUG男」をようやく全篇観た。常設展も回ったあと大竹伸朗展図録を買う。買ってよかった) @ 東京国立近代美術館

令050202 市岡真治展 ー金属の肉(シシ)を呈するー @ 日本橋高島屋美術工藝サロン

令050202 渡辺おさむ展 ーユートピアをさがしてー @ 日本橋高島屋美術画廊

令050202 シノバズクロニクル2023 ー100年後に遺したい藝術ー @ 不忍画廊

令050202 大竹伸朗展(1階会場に伸朗さんがいた! やがて2階で ≪ダブ平&ニューシャネル≫ をコントロールブースから操ってくださった。拍手万雷) @ 東京国立近代美術館

令050202 ー瀞子ー 阿部清子・佛淵静子 二人展 ”Toroko” Kiyoko Abe × Shizuko Hotokebuchi @ Gallery Suchi

令050201 諏訪敦 眼窩裏の火事 SUWA Atsushi: Fire in the Medial Orbito-Frontal Cortex @ 府中市美術館

令050131 ミュージカル「キングアーサー」 @ 新国立劇場 中劇場

令050131 彫刻家の素描・版画 Works on Paper by Sculptors | project N: 川人 綾(かわと・あや) @ 東京オペラシティアートギャラリー

令050130 笠木絵津子展 「六十年前の冬休み」 @ Gallery Q

令050130 中島由夫展 「太陽と共に旅する」 Yoshio Nakajima: Travel with the Sun @ ギャラリー枝香庵

令050128 ジョン王 @ ネット配信(シアター・コクーン)

令050122 Nonowe Akihito Solo Exhibition 逆襲と祝福 Counterattack And Embrace @ Gallery 10 [TOH]
(「頭鰐安行 1」を 176,000円で購入)

令050121 「作家は何を見ている?」 小津航・葛西明子・近藤亜美 三人展 @ Gallery Scena

令050121 西川由里子展 与えられた所在 @ Gallery KTO

令050121 青山裕企 写真展 schoolgirl's complex (, not schoolgirl complex) @ Ammon Tokyo

令050121 日本画擬態流用 高村総二郎・松山賢・山本雄教 @ Gallery Siacca

令050120 宮下サトシ個展 Motion and stillness @ Roppongi Hills A/D Gallery

令050120 六本木クロッシング2022展: 往来オーライ! @ 森美術館

令050120 Anju exhibition: A girl philosophy 安珠 写真展「ある少女の哲学」 @ Chanel Nexus Hall

令050120 Chroma Distance(12人展。堀川由梨佳ほか) @ Pola Museum Annex

令050120 望月通陽 蕪村に寄す(和紙筒描)/これだけの世界(ガラス絵) @ Gallery Tsubaki/Tsubaki GT2

令050119 鈴木慶則 ー 石子順造と歩んだ世界 Suzuki Yoshinori's steps in art with Ishiko Junzo @ Gallery Q

令050119 佐藤 翼 ー意識の拡張ー @ Galerie Tokyo Humanite bis

令050116 絵と祈 酒井 崇 展 @ Gallery b. Tokyo

令050112 手嶋 遥 風配図 I Wind Rose I @ コート・ギャラリー国立

令050112 小貫政之助の女たち @ たましん歴史・美術館

令050112 junaida exhibition IMAGINARIUM @ PLAY! Museum

令050112 コレクションの異境 小貫政之助展 ~”永遠の不安” を描く~ @ たましん美術館

令050104 上野アーティストプロジェクト2022 美をつむぐ源氏物語 ―めぐり逢ひける えには深しな― Beauty Nurtured by The Tale of Genji: It is Fate that Brings Us Together (守屋多々志、渡邊裕公ほか) | 源氏物語と江戸文化 The Tale of Genji and Edo Culture @ 東京都美術館ギャラリーA・B・C

令050103 MET Live | Verdi: "La Traviata" @ 東劇

令041228 マッドゴッド Mad God @ 新宿武蔵野館

令041224 Inside/Out(安藤卓児、大倉なな、田邊恵利子) @ Path Arts(日本橋横山町)

令041224 私たちは ZOKU に食べられた(安藤卓児、大倉なな、田邊恵利子) @ プライベイト(江東区大島五丁目)

令041221 黒田克正展 キャバレー・ヴォルテールは開いているか Part II @ ギャルリー東京ユマニテ

令041221 東尾文華(ひがしお・あやか)個展 ―燦―  @ ギャルリー東京ユマニテbis

令041220 島﨑良平 個展 「百騒一睡」 @ Gallery Mumon
(島﨑良平画集「のぞき絵」(壱 2018・弐 2021)を買った)

令041220 Passon!! パッション!! @ 靖山画廊
(田端麻子さん2021年制作のトランプを買った)

令041220 それぞれのふたり 萩原朔美と榎本了壱(2022年度ミュージアムコレクションIII) @ 世田谷美術館 2階展示室

令041220 祈り・藤原新也 The Eyes of the Prayer: Photographs and Works of Shinya Fujiwara @ 世田谷美術館 1階展示室

令041219 ケイコ 目を澄ませて @ ヒューマントラストシネマ有楽町

令041217 平林孝央(たかひろ)「少女の夢の中で」 @ Gallery Face to Face

令041215 ツダマンの世界(作・演出 松尾スズキ) @ シアターコクーン

令041214 Idemitsu Art Award 2022 @ 国立新美術館 企画展示室1B

令041214 Design Museum Japan 展 集めてつなごう 日本のデザイン @ 国立新美術館 企画展示室1E

令041214 Domani・明日展 文化庁新進藝術家海外研修制度の作家たち @ 国立新美術館 企画展示室2E

令041213 宇野亞喜良*万華鏡 Kaleidoscope Aquirax Uno @ Ginza Graphic Gallery

令041213 橋田直人「フォーカス」展 @ 十一月画廊

令041213 神坂雪佳 つながる琳派スピリット Kamisaka Sekka: Inheriting the Timeless Rimpa Spirit @ パナソニック汐留美術館

令041213 ポラコート全国公募展 vol. 10 @ アーツ千代田3331

令041212 ある男 @ TOHOシネマズ日本橋

令041210 2 price - gift 2022 @ 不忍画廊

令041210 松山 賢 展 怪人図、火器怪獣と模様の絵 @ 日本橋高島屋 美術画廊X

令041208 夜明けの寄り鯨 @ 新国立劇場 小劇場

令041207 三代宏大展 Wave Scene @ Gallery b. Tokyo

令041207 静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展 I 響きあう名宝 ―曜変・琳派のかがやき― @ 静嘉堂文庫美術館

令041207 丸紅ギャラリー開館記念展 III ボッティチェリ特別展 美しきイシモネッタ 【この企画はひどすぎる。展示は小ぶりの油画1枚と銅版画1枚のみ。あとは写真パネルだ。チケットに申し訳ていどに「一枚だけの、美術展」と意味不明のことが謳ってあるが! 丸紅と三菱・三井の差はあまりに大きい】 @ 丸紅ギャラリー

令041207 Cistron 写実の遺伝子(11人展) @ Gallery Suchi

令041206 「虚構の劇団」解散公演 『日本人のへそ』 @ 東京藝術劇場 シアターウエスト

令041203 藤森詔子|生きていることをあたりまえと思うな! @ Gallery MoMo 両国

令041203 Sabrina Horak solo exhibition 私は山に登って、決して後ろを振り返らない "I'm climbing a mountain and I'm never looking back" @ SYP Gallery(新宿区住吉町)

令041202 ミュージカル『東京ラブストーリー』 @ 東京建物ブリリアホール

令041201 建築家とアッシリア皇帝 @ シアタートラム

令041128 MET Live: Cherubini "Medea" @ 東劇

令041126 WAVE 2022 @ Chiyoda 3331

令041126 佐藤ブライアン勝彦 the perfect view from the planets @ Sho+1

令041124 大竹伸朗展 @ 東京国立近代美術館

令041124 みそら個展 【めぐりめぐる】 @ みうらじろうギャラリーbis

令041124 永瀬武志個展「光と人」 @ みうらじろうギャラリー

令041124 胆大心小 2022 (池田俊彦、佐藤T、成田朱希ほか) @ みうらじろうギャラリー@5

令041123 原田圭捺(けいな)個展 「初めましての合図」 @ Gallery b. Tokyo

令041121 ザリガニの鳴くところ Where the Crawdads Sing @ TOHO シネマズ日本橋

令041119 土屋仁応(よしまさ) 進化論 Phylogenesis @ Megumi Ogita Gallery

令041117 私の一ヶ月 @ 新国立劇場 小劇場

令041116 ペルシャン・レッスン Persian Lessons @ kino cinema 立川高島屋S.C.館

令041115 吾輩は漱石である @ 紀伊國屋サザンシアター Takashimaya

令041114 山田ひかる展 It Does Not Matter If I Am There Or Not @ Gallery b. Tokyo

令041112 いとうせいこう×奥泉光「文藝漫談シーズン6」『ドラマ・マグラ』 @ 北沢タウンホール

令041111 学年誌100年と玉井力三 描かれた昭和の子ども(山下裕二さんが、応援団結成・団長就任を宣言しておられる。納得の道理) @ 日比谷図書文化館 1階特別展示室

令041111 さわれる! 建築模型展+模型保管庫見学 | Oketa Collection: Yes You Can アートからみる生きる力(山下紘加、近藤亜樹、Jade Fadojutimi ほか) @ What Museum

令041110 イヌの仇討 @ 紀伊國屋ホール

令041110 瓜南直子展 面影を追う @ 森田画廊

令041109 浅野遊子展 @ Gallery b. Tokyo
(ドローイング "Chiang Mai 2" を 11,000円で購入)

令041109 ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展 Picasso and His Time: Masterpieces from Museum Berggruen/Nationalgalerie Berlin | 版画で「観る」演劇 フランス・ロマン主義が描いたシェイクスピアとゲーテ Plays Enacted in Paris: Shakespeare and Goethe by the French Romantics @ 国立西洋美術館

令041108 星山耕太郎 COMEDY @ roid works gallery

令041108 夏の砂の上 @ 世田谷パブリックシアター

令041108 岡本仁(ひとし)の編集とそれにまつわる何やかや。 @ 生活工房ギャラリー(三軒茶屋駅ちかく)

令041107 松山 蒼(そう) @ Gallery Q

令041107 大竹伸朗『銅の時代 1978-2022』刊行記念展 @ 銀座蔦屋書店 Ginza Atrium

令041101 ヴァロットン 黒と白展 Felix Vallotton: Noir et Blanc @ 三菱一号館美術館

令041101 鉄道と美術の150年 Art and Railway: 150th Anniversary of Railway in Japan @ 東京ステーションギャラリー

令041031 警官の血 경관의 피 @ 新宿バルト9

令041030 GirlsMix CreamLatte @ Palpito Gallery

令041030 3331 Art Fair @ 3331 Arts Chiyoda

令041029 内林武史展 Timeless  @ Gallery Tsubaki GT2

令041029 井澤由花子展 布置 -Constellation- @ Gallery Tsubaki

令041027 RRR @ グランドシネマサンシャイン池袋

令041026 レオポルトシュタット Leopoldstadt by Tom Stoppard @ 新国立劇場 中劇場

令041025 コミテコルベールアワード2022 -The beauty of imperfection- 展 | 2022 秋の教育資料展示 ― 平櫛田中コレクションを中心に @ 東京藝術大学大学美術館

令041025 第24回 雪梁舎 フィレンツェ賞展 @ 東京都美術館

令041025 展覧会 岡本太郎 本職? 人間だ。 @ 東京都美術館

令041024 アフター・ヤン After Yang @ TOHO シネマズ日本橋

令041020 池田実穂個展 Imagine -想像の先へ- @ Gallery Hana Shimokitazawa
(木版画「未来からの風」 27,000円で購入)

令041020 川内倫子 M/E 球体の上 無限の連なり | 連作版画の魅力 Print Portfolios | project N 䑓原蓉子(だいはら・ようこ)(タフティング作品) @ 東京オペラシティ アートギャラリー

令041020 レオポルトシュタット Leopoldstadt by Tom Stoppard @ 新国立劇場 中劇場

令041018 わたしからあなたへ、あなたからわたしへ レター/アート/プロジェクト「とどく」展 (田中義樹、齋藤春佳ほか) @ 東京都渋谷公園通りギャラリー

令041018 パルコ・プロデュース2022 凍える (鈴木杏ほか) @ PARCO劇場

令041017 七人樂隊 @ 角川シネマ有楽町

令041017 美(み)をつくし 大阪市立美術館コレクション なにわのアートコレクション、紀元前から近代まで東京大集合 @ サントリー美術館

令041017 人間写真機 須田一政作品展「日本の風景・余白の街で」 @ Fujifilm Square

令041016 鈴木大拙展 Life=Zen=Art | 濱 大二郎 Telepathy @ ワタリウム美術館

令041016 川端健太個展 そこに見えて居ない @ Taku Sometani Gallery

令041013 街への思い 遠藤彰子展 @ 日本橋三越本店 美術特選画廊

令041013 牧田 愛 Ai Makita: Interspecies @ Mitsukoshi Contemporary Gallery

令041012 遠藤彰子展 「つくるたのしみ」 @ ギャラリームサシ

令041011 日高 舞 個展 「いとしい」(ほとけのお顔の多色釉薬壁掛け) @ Gallery b. Tokyo

令041011 片山健の油彩画展 濃密な記憶と懐かしい匂い @ 武蔵野市立吉祥寺美術館

令041011 第89回 版画展(日本版画協会) @ 東京都美術館

令041008 【秘められたる魔性 -9-】山際マリ/塩野ひとみ ~ようこそ魔性の館へ ここは夢と現のあわいの世界~ @ みうらじろうギャラリー bis

令041008 川邊りえ個展 「冬から春へ」 @ みうらじろうギャラリー

令041008 喜藤敦子個展 -Twilight Garden- アンコール @ みうらじろうギャラリー@5

令041008 -永久翳- (小尾修ほか11人展) @ Gallery Suchi

令041008 林 茂樹展 Discover Ceramics @ 日本橋高島屋 美術画廊X

令041008 池田俊彦個展 -After light after time after gravity- @ 不忍画廊

令041007 東京藝術祭2022 World Best Play Viewing International Theatre Amsterdam (ITA)
"Roman Tragedies" ローマ悲劇 (directed by Ivo van Hove)
 @ 東京藝術劇場

令041006 地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング Listen to the Sound of the Earth Turning: Our Wellbeing since the Pandemic | MAMコレクション015: 仙境へようこそ | MAMスクリーン016 ツァオ・フェイ | MAMリサーチ009 正義をもとめて—アジア系アメリカ人の藝術運動 @ 森美術館

令041006 特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界 Alice: Curiouser and Curiouser @ 森アーツセンターギャラリー

令041006 田島大介画集刊行記念展 Beyond the Lines 超越界限 @ Roppongi Hills A/D Gallery

令041004 沖 潤子 さらけでるもの OKI Junko: The Exposed @ 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

令041004 アレック・ソス Alec Soth: Gathered Leaves @ 神奈川県立近代美術館 葉山

令041003 Onemizer ワンマイザー来日記念展 @ 翠波画廊

令041003 新井あかね 個展 @ アートスペース羅針盤

令041002 戸泉恵徳・前澤妙子 夫婦展 APPRIVOISER -cree des liens- @ Court Gallery(国立市)

令041002 72 Works: postcard size exhibition 12人のアーティストによるはがきサイズの作品展 @ Gallery FACE TO FACE

令041002 小さな王子さま(脚本・演出 Teresa Ludovico; 美術 Luca Ruzza; 衣装 Laura Colombo) @ 座・高円寺1

令041001 近藤ようこ個展 つれづれに @ ビリケンギャラリー

令041001 小浦 昇 Noboru KOURA Solo Exhibition @ Gallery Tsubaki 2

令041001 高橋舞子展 Maiko TAKAHASHI Solo Exibition: Field Research @ Gallery Tsubaki 2

令040930 海外招聘公演 ガラスの動物園 La Menagerie de verre (Odeon - Theatre de l'Europe) + アフタートーク(監督、美術・照明) @ 新国立劇場 中劇場

令040928 海外招聘公演 ガラスの動物園 La Menagerie de verre (Odeon - Theatre de l'Europe) @ 新国立劇場 中劇場

令040928 仙厓のすべて All about Sengai @ 出光美術館

令040926 百花 @ TOHOシネマズ日比谷

令040925 東北へのまなざし Eyes on Tohoku 1930-1945 @ 東京ステーションギャラリー

令040923 小林あずさ展 @ Gallery Q

令040923 清水智裕 "Negative/Positive" @ tagboat 阪急メンズ東京

令040920 八木マリヨ|八木夕菜 近くを辿る Mariyo YAGI/Yuna YAGI: Tracing the Earth's Crust @ Pola Museum Annex

令040920 今週の6X展 @ T-BOX

令040920 第78回企画展「うつくしいものを」| 沖縄本土復帰50周年 名嘉ボクネン展 ~思えるままに~ @ 相田みつを美術館

令040920 ガブリエル・シャネル展 Manifeste de Mode @ 三菱一号館美術館

令040917 【密やかなリリシズムIX】~密やかに紡がれるファンタジカルな物語 @ みうらじろうギャラリーbis

令040917 ジョック・スタージス作品展 @ みうらじろうギャラリー

令040917 森町長子作品展 @ みうらじろうギャラリー@5

令040917 研究対象: X < 1 = X × Y 小山航平 (写真展) @ Gallery Suchi


読 ん だ:

令050218 シェイクスピア全集13 オセロー     (ちくま文庫、平成18年刊)   William Shakespeare 著、松岡和子 訳
(もっと早く読むべきだった! イアゴーの「いい子」ぶりと、エミリアのまともさ、デズデモーナの人徳。イアゴーを吉田鋼太郎さんでぜひ観たいものだが(1999年にグローブ座で演じておられる)。さて、イアゴーは拷問を受けながらいかにして刑死したろうか。本作は「ハムレット」と同時期の作で、四体液理論がシェイクスピアのキャラ作りにも指針を与えていようと解説にあり。)

令050215 近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで    (中公新書、令和4年刊)   佐々木雄一 著
(ゆがみを感じさせず納得度の高い、国民必読の名著。西洋諸国を中心とする国際秩序に公正さを認めて積極的に適合していった外交の専門家と一般世間の乖離は幕末来の現象で、指導者たちは巧みに御してきていたが、1930年代にはいり劣化。つまるところ、満蒙への固執に絡め取られたのが禍い。原内閣の時期あたりに軌道修正の機がありえたのではと。登場人物中、木を見て森を見ずは、日本国の有為の指導者を失わせたテロ軍人どもと近衛文麿。この両者の視野狭窄は同列だ。)

令050209 辺境の路地へ     (河出書房新社、平成30年刊)   上原善広 著
(時間と空間のヒダは発酵しまくり、生理に忠実にうごめくしかない。だいぶ前ビビる大木さんが日経夕刊で紹介してた本。)

令050207 人生はそれでも続く     (新潮新書、令和4年刊)   読売新聞社会部「あれから」取材班 編著
(新聞記者の深掘りの魅力にうずいた。)

令050201 コロンブスの目玉焼 料理と英語のアメリカ発見    (講談社、昭和59年刊)   本間千枝子 著
(先生の賢妻の手になる。スタイルがずいぶん大時代に感じられるのは、異文化の米国を紹介するまじめさが明治のひとのようだからか。)

令050201 雨に打たれて Bei diesem Regen     (書肆侃侃房、令和4年刊)   Annemarie Schwarzenbach 著、酒寄進一 訳
(どの一篇も、すてきな映画の冒頭を観ているよう。訳文もこなれていてみごと。「そうこなくちゃ。いまでもいける口だろう?」のような。)

令050127 小さき王たち 第2部 泥流     (早川書房、令和4年刊)   堂場瞬一 著
(女性たちがいきいきしている。藤島明日花の登場シーンが最高だ。ストーリーは想定内。)

令050124 「俳優」の肩ごしに     (日本経済新聞出版、令和4年刊)   山﨑 努 著
(日経「私の履歴書」とは別物の、ツトムくんのつぶやきになっている。この本を読んで、日本語にホレなおした。口絵写真は『ヘンリー四世』のエンリコ姿だろう。ピランデルロのこの作、2つの英訳本をアマゾンで注文した。)

令050123 世界「失敗」製品図鑑     (日経BP、令和3年刊)   荒木博行 著
(市場のエコシステムをどう見極め、どう育むか、がキーワードのひとつ。「自社だけが特別」思考も、組織全体が内向きになり学習意欲がなくなるというマイナスを生む。AIBOとサムスン自動車の話が興味深い。イリジウムの加入者数は Chapter 11 のときわずか2万人。パブリカが失敗作だったとは!)

令050121 新版 英語音声学・音韻論入門    (研究社、令和3年刊)   Philip Carr 著、竹林 滋・清水あつ子 訳
(名著。English Phonetics and Phonology: An Introduction, 3rd Ed. の和訳。rhythm reversal(リズムの反転)の規則が興味深い。)

令050118 斎藤さんの英和中辞典 響きあう日本語と英語を求めて    (岩波書店、平成28年刊)   八木克正 著
(斎藤秀三郎の辞書、そういうことだったか。まぁ校注入りを買わなくてよかった。「熟語本位」の熟語を著者は四分割してみせる。コロケーション、成句、イディオム、諺。)

令050116 横尾忠則自伝 「私」という物語1960ー1984    (文藝春秋、平成7年刊)   横尾忠則 著
(「流行通信 Homme」誌への1988~92年の連載による。つんのめりながら疾走する横尾さんを、こちらも懸命に走りながら横から見ているような気がしてくる。三島由紀夫をはじめ錚々たる人々と、横尾さんを評価できないニホンの評論家連中よ。それにしても、あの有名な「腰巻お仙」が3日間でたった40人の客入りだったとは! ≪行為と目的はわれわれの中で分離しているように思えた。だからちっとも楽しくないのである。子供は行為と目的を一体化させているために常にそれ自体が遊びなのである。そこには自由と解放がある。≫ ≪でき得ればピカソのような生き方、つまり創造と人生の一体化が真に可能ならそれに従いたいと思ったのである。行為自体を目的とする遊びこそが人生と藝術のなすべきことではないかと直観したのだった。≫ |1980年の状況として ≪いま世界で起こっている出来事から日本は完全に取り残されているように思えた。現代美術の最先端は日本の現代美術が最も嫌悪している具象絵画であるということの現実を一体どう受け止めるのだろうか。≫|≪ピカビアはぼくの最も関心のある画家である。彼の「シャツを替えるように次々新しい様式を変えていく」その藝術の遊戯性と、制度からの逸脱のダンディズムにぼくは霊感を受けたのである。≫ それでさっそくピカビアの5万円の画集を注文してしまった。)

令050110 健康本200冊を読み倒し、自身で人体実験してわかった食事法の最適解     (講談社+α新書、令和2年刊)   国府田 淳(こうだ・あつし)
(じつに誠実で良心的な本。200冊は、巻末の著者推薦本の数だから、当然ほんとはその数倍読んでいるだろう。自分でやってみて、部下も巻き込んで、食の改善に挑んだ記録そのもの。|野菜はブロッコリーとアボカドがいち推し。青梗菜と法蓮草(但し法蓮草はナマだと蓚酸がヴィタミン吸収阻害に働く)。菓子は、森永のマクロビ派や Walker の shortbread(グリコの Shall We?も)、芋ケンピ、甘栗が無添加で良し。果物の栄養はキウイ、イチゴ、バナナ、柿。ときどき朝食を抜き detox. 烏龍茶はよく「脂を溶かす」などと言われるが、正確には「脂質を分解吸収する消化酵素の働きを抑制する作用がある」。)

令050109 小さき王たち 第1部 濁流     (早川書房、令和4年刊)   堂場瞬一 著
(池井戸潤さんより筆力=リアリティは上。昭和30年代だが、ショートホープの吸いすぎだ。最後の30頁がアマイ。ハマったので第3部まで読む!)

令050105 ちくま日本文学010 三島由紀夫     (ちくま文庫、平成20年刊)   三島由紀夫 著
(戯曲「三原色」と「喜びの琴」のみ読む。どちらも、いかにも三島。ほかの収録作は三島にしてはあまりにチンまい選びで、読むに堪えず。)

令040103 Wonder: You Can't Blend In When You Were Born to Stand Out     (Corgi Books, 2012)   R.J. Palacio 著
(英語の、ゆたかな感情表現にしびれた。)

令050101 巨匠とマルガリータ Мастер и Маргарита     (河出書房新社、平成20年刊)   Михаил Афанасьевич Булгаков 著、水野忠夫 訳
(全篇がそのまま、文字で作られたアニメだ。|≪書類がなくなれば、人間も存在しなくなります。だからこそ、私も存在していないのです。≫)

令041221 英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史     (研究社、平成28年刊)   堀田隆一 著
(黒人英語 AAVE がどんなものなのか、ようやく知った。三単現の -s を抜かす率が60~80%、というあたり、規範としては未確立だ。国の名を she で受けるのは、1950年代から潮流となりはじめ、1980年代に一気に急落。someone を受ける単数の they は初例が1526年で古くからあったのに、18世紀以降の規範文法家が人工的・意図的に he を主張。その一方、口語では they は生き続け、今に至ったのだと。なんだ、新しくはなかったんだ! 規範がゆるんで、自然体に戻ったということだ。)

令041220 How to Teach Your Children Shakespeare     (Broadway Books, New York 2013)   Ken Ludwig 著
(シェイクスピアへの、そして演劇への愛にみちている。シェイクスピアがいかに独自のポジションを占めているか、納得した。読まないのは人生の損失だとつくづく。ようやく門が開いた!)

令041211 サド侯爵夫人|朱雀家の滅亡     (河出文庫、文庫版 平成17年刊)   三島由紀夫 著
(≪蝕まれた船は蝕む虫と、海の本質を頒け合っているのですわ。≫ ≪どうして私が滅びることができる。夙うのむかしに滅んでいる私が。≫)

令041204 柔らかな犀の角 山崎努の読書日記    (文藝春秋、平成24年刊)   山崎 努 著
(2006~2011年に週刊文春に月1で連載。熊谷守一のことが序篇と終章含め4箇所も出てきて、努さん曰く「モリカズは僕のアイドル」。映画で守一を演じることになるわけだ。鶴見俊輔のことも評価が高い。|≪テレビやラジオから流れてくる声を耳にして、それがドラマかそうでないかはすぐにわかる。ドラマのせりふは、然るべき情報のみが然るべき声とテンポで話されているので、不自然に聞こえるのだ。≫|丸谷才一『笹まくら』怖いらしい。ローリー・リン・ドラモンド『あなたに不利な証拠として』リアリティある短篇ミステリー集。荒木経惟『チロ愛死』。鬼海弘雄『アナトリア』『東京夢譚』。フリオ・コルタサル「南部高速道路」『世界文学全集Ⅲ-05 短篇コレクションI』。)

令041202 偉くない「私」が一番自由     (文春文庫、平成28年刊)   米原万里 著、佐藤 優 編
(米原さんが卒論テーマにネクラーソフを選んだのは、自分の父親と同じく、資産家の息子なのに貧民の救済に言論であたろうとした共通点によるのだろう。蔵書が万を超え、ロシア語の本は何度も読んで製本が壊れかけているもの多数と。)

令041201 掃除婦のための手引き書 A Manual for Cleaning Women ルシア・ベルリン作品集 Selected Stories     (講談社、令和元年刊)   Lucia Berlin 著、岸本佐知子 訳
(Lidia Davis が評する ≪とにかく読み手はつねに次に何が起こるかわからない状態に置かれつづける。先の展開がなに一つ読めない。それでいてすべては自然で、真実味があり、こちらの心理と感情の予想を裏切らない。≫ ≪すぐれた小説を読む喜びは、事実関係ではなく、そこに書かれた真実に共鳴できたときだから。≫|「ママ」の一節 ≪もしイエス・キリストが電気椅子にかけられてたら? そしたらみんな、十字架のかわりに椅子を鎖で首から下げて歩きまわるんでしょうね。≫ 「巣に帰る」の一節 ≪わたしがここまで長生きできたのは、過去をぜんぶ捨ててきたからだ。悲しみも後悔も罪悪感も締め出して、ぴったりドアを閉ざす。≫ ≪わたしの人生に起こったいいことも悪いことも、すべてなるべくしてそうなったのだから≫|英語の原作本を読むつもり。)

令041130 絵を見る技術 名画の構造を読み解く    (朝日出版社、令和元年刊)   秋田麻早子(まさこ)
(美術のさわりを説いた本で絵画のバランス構成の理屈を何度か読んでは「しゃらくさい」と思ってきたが、本書で理論の有効性に深く納得した。ダ・ヴィンチは存外融通がきかぬ人で、固有色以外で影をつけるのはリアリティに欠けると非難し、異時同図法も手ひどく否定し、ボッティチェリに見られる輪郭線の美も拒んだ。ロココ時代にピンク色がよく使われたのは、プルシャンブルー発明のおかげで淡い補色の青緑が使えるようになったから。絵は仕上げの質感の違いに、最適距離のメッセージがこもる。(バカ父は「離れて見よ」と例によって受け売りを言っていたが!))

令041123 睡蓮の教室 The Lily Theater・Het lelietheater     (新潮社、平成18年刊)   王露露 Lulu Wang 著、鴻巣友季子 訳
(1972~74年、文革とその対極をなす牢固としたカースト意識に翻弄される少女たちと知識人群像。張戎著『マオ』が鳥瞰する社会を虫瞰する。快活な筆致でストーリーは進むが、結末もついに救われない。|作中、貧しい農民が浴場を使うのは年に2度ほどで、1回の料金が15分、ひきわりトウモロコシ1キロ分。)

令041119 日本の伸びしろ 悲観を成長に変える思考力     (文春新書、令和4年刊)   出口治明 著
(夫婦別姓には反対だったのだが、現実に夫婦同姓の要求が入籍をためらわせる要因となり、入籍しないことがこれまた出産をためらわせる。そういう現実があるのであれば、国の繁栄を望みながら夫婦別姓を法的に許さないのは本末顛倒。出口治明さんに説得された。教育者と企業人事役員は、第2章「好きなことを学ぶ高学歴社会に」は必読。日本の人口減でも満員電車はますます混む。疲弊するのは地方都市であり、仕事を求めて若者はますます東京へ出ていく。日本の労働生産性はこの半世紀、G7で万年最下位。日本の男女差別構造、昭和40年代のモデルをいまだに引きずることが諸悪の根源だ。国際比較において、日本は議員の数が少なく、かつ議員給与は世界最高。ということは、今の総予算のまま議員数を大幅に増やし、その分だけ1名あたり給与を減らせばよいわけだ。やはり、海外事情をよく知ることからものごとは始まるなぁ。)

令041116 大江戸の飯と酒と女     (朝日新書、令和元年刊)   安藤優一郎 著
(金1両=10万円、銭1文=25円の換算で、浮世絵(錦絵)は1枚24文だから600円だ。花魁と3度宴席して馴染となり思いを遂げるのに200~300万円。新造なら2万5千円ですんだ。江戸時代にも肉はかなり食っていたらしい。鳥類・ジビエは全然OKで、牛も大名層は食っていた。豚も幕末に琉球鍋として供された。コメの3分の1は酒の製造に回された。)

令041112 やわらかなレタス     (文藝春秋、平成23年刊)   江國香織 著
(2010年に『週刊文春』に連載。最初は椎名誠みたいと思ったが、読んでいるうち著者だけの感性が伝わってきた。)

令041101 世界の日本人ジョーク集 令和編     (中公新書ラクレ、令和3年刊)    早坂 隆 著
(日本で使われる顔文字が目の変化で表情を表すのに、欧米の emoji は口もとの違いで喜怒哀楽を伝える ― そういう文化だから口もとを隠すマスクは忌避される。三密「密閉、密集、密接」、3 C: closed spaces, crowded places and close-contact settings. 英国の wagamama という日本食チェーン店。)

令041101 和製英語 伝わらない単語、誤解される言葉   (角川ソフィア文庫、令和2年刊、原著 平成17年刊)   Stephen James Walsh 著
(エンタメ本に仕立てられている。「リフティング」の keepy-uppy は英国英語でM-W には記載なし。「バーコード頭」の Bobby Charlton も英国; brush-over, comb-over とも。)

令041031 Three Plays: This Is Our Youth ; The Waverly Gallery ; Lobby Hero      (Nick Hern Books, London 2019)    Kenneth Lonergan 著
(岡本玲さん出演の「ロビー・ヒーロー」を観て購入した3作品。The Waverly Gallery の Gladys 婆は草笛光子さんに演じてもらおう。)

令041027 韓国の変化 日本の選択 外交官が見た日韓のズレ     (ちくま新書、令和4年刊)    道上尚史(ひさし)
(名著。変化の右上がりが1980年代末に切れて国内完結の現状を完成形と捉える日本と、変化の右上がりが持続し国内完結がありえない韓国の差。日本にだいじなのは「あきらめない」ことだ。著者自身が会った人々の肉声を伝える語り口は、著者が日頃から行っている効果的なコミュニケーション手法なのだろう。)

令041025 韓国の「変」 コリアン笑いのツボ82連発     (バジリコ、平成15年刊)    高月 靖+ゴーシュ 編著
(2003年刊ということで、1990年代の韓国の旧態のハチャメチャぶりのタイムカプセル。日本と韓国がとことん異なり続ける底流に、この旧態は息づいているのだろう。公園を占拠する老人らのたむろぶりは日本にないものだが、日本のたむろ場は企業内かも。「子供向け特撮ギャグ映画」とは、大がかりな特撮が必要な場面だけアニメになる韓国独自のジャンルという。ちぐはぐなワープが平然と行われる、そのワープを許すか許さないかの差。)

令041023 日本人が勘違いしているカタカナ英語120      (中公新書ラクレ、平成31年刊)    Kathryn A. Craft 著、里中哲彦 編訳
(生きた英語。納得の良書。3度読みするつもり。)

令041022 あ・うん      (文藝春秋、昭和56年刊)    向田邦子 著
(有名の作は、しっとりとしている。)

令041022 キリンの首      (河出書房新社、令和4年刊)    Judith Schalansky 著、細井直子 訳
(羅列による環境描写と内面のつぶやきを交錯させる独特の文体。表題のキリンの首にまつわる進化論は、個体の努力の結果が子孫に受け継がれるという誤った説に基づいていて興ざめ。)

令041020 Language, the Cultural Tool     (Vintage Books 2012)    Daniel L. Everett 著
(読んでいてのいちばんの収穫は、言語というものがアナログではなくデジタルなものであるということに自分ではたと気がついたこと。たとえば「大きい」という単語は「大きい」かそれ以外かの二者択一においての「大きい」でしかなく、アナログに度合いを示すことは原理的にできない。本書に書いてある指摘ではないが、こういう思考収穫も読書には存在するわけだ。)

令041014 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか     (講談社現代新書、令和4年刊)    永濱利廣 著
(思いのほかの名著。目のウロコが落ちた。日本は国家債務が過大でさらなる増税が課題だという財務省老害思考に洗脳されていた自分が恥ずかしい。日銀保有分を除けば政府債務は2012年以降減少している! 日本に財政出動(=政府を通じた民間への資金供給)の余地が十二分にあること、出動がタイミングを逸して衰退日本のマインドを定着させてしまったこと。バブル崩壊後に経済再活性化ではなく不良債権処理から始めたあたりのボタンの掛け違いが決定的で、思うにこれがまさに日本の潔癖心理の反映だ。企業が借金して利潤を生み出すのでなく資産を貯め込むほうに向かったあたりも、そもそも企業の存在目的に根本から反していた。)

令041007 踏みはずす美術史 私がモナ・リザになったわけ……     (講談社現代新書、平成10年刊)    森村泰昌 著
(絵画+写真の「新種目」を作ることで第一人者になれたひとの、第2章以降は名著。ピカソのネアカぶり、ゴッホの思い込み。ウォーホルの存在感の希薄さは、いつもなにかの反映によって自分のありかを示す「月」のようなありかたをするひとだった。シンディ・シャーマンとは、同時多発的に同じようなことをしてしまっていた仲で、フレンドリーなやりとりをしていると。|≪昨今は「なんでも好きなことをしていい」的価値にもとづいて学校教育や社会教育が行われることが多いので、多くのひとにとって人生なにをめざすべきか、よくわからなくなってきているのではないだろうか。「好きにやれ」と言われても、どんなふうに好きにやっていいものやら、それがわからなければやりようがない。私が本書で試みたことの根底にあるのは、人間がどんなふうに「自由であること」とつきあっていくことができるかを「美術」をテーマに考察することであった≫)

令041005 ビギナーズ・クラシック 中国の古典| 論語     (角川ソフィア文庫、平成16年刊)    加地伸行 著
(前半で孔子の起伏多くして一貫した生涯について知り、世間的な利得から遠かった孔子なのになぜ弟子たちは付き従ったのか、その答えが孔子の機敏にして茫洋なる人柄と知る。なるほど『論語』は論説文にあらず、孔子の人柄を垣間見るためのよすが集である。後世の儒教は、孔子の弟子のまた弟子の乾物というべきか。)

令041004 生物はなぜ死ぬのか    (講談社現代新書、令和3年刊)    小林武彦 著
(名著。生物の死は、進化という壮大なドラマの原点とも言える。同時に、死への恐れが empathy の発現であると付言する著者の眼差しは温かい。生物が有性生殖を行うのは多様性の確保のためであり、多様性のある生物こそが生き残ったという冷厳な事実は、企業についても言えるだろう。活性酸素や変異の蓄積により異常化しそうな細胞をあらかじめ排除し新しい細胞と入れ替えるのが、細胞老化の役目。これまた企業内・企業間の新陳代謝原理そのものだ。細胞の入れ替えができないと組織の機能が低下してヒトが死ぬように、企業内・間の入れ替えができないと経済が死ぬ。|≪ヒトは試行錯誤、つまり間違えることから学ぶことを成長と捉え、それを「楽しんで」きたのです。喜劇のコントの基本は間違えて笑いを誘い、最後はその間違いに気づくことが面白いのです。逆に「悲劇」は、取り返しがつかない運命に永遠に縛られることに、恐怖と悲しみを覚えるのではないでしょうか。≫)

令040930 知られざる英語の「素顔」 入試問題が教えてくれた言語事実47     (プレイス、令和4年刊)    山崎竜成 著
(強調構文(本書では分裂文と呼称)のヴァリエーションなど、参考になった。)

令040929 学ぶ力を強くする ガリ勉しないで成績をあげる脳の使い方    (ヤマハミュージック、令和3年刊)    B. Oakley・T. Sejnowski・A. McConville 著、安藤貴子 訳
(原著 Learning How to Learn: How to Succeed in School Without Spending All Your Time Studying. 「ピクチャー・ウォーク」=読み始める前に、イラストや写真・図やセクションのタイトルに目を通す。旅の前に地図をチェックするのと同じ。考えの整理に役立つ。|「アクティブ・リコール」=学んでいる知識・情報を積極的に思い出す。理解を深めるための練習法。|漠然とした旧情報反復ではなく新しいことを集中して勉強すると、樹状突起の新しいコブの形成が促され、これが眠っている間に樹状突起棘となりシナプスを介して新しいニューロンと結合する。|長期記憶に情報を格納するには、意味記憶(=事実)でなくエピソード記憶(=イメージ)に頼るとよい。|ものごとが楽しくないのは、まだそれをマスターしていないから何から何まで手に負えないような気がしてしまう。|キーボードで打つのと異なり手書きは、書いている内容を頭が必ず考えているので、樹状突起棘が成長しニューロンの鎖の形成が促される。)

令040928 心を希望に向けて あなたの力を生かす100のヒント     (海竜社、平成13年刊)    鴨下一郎 著
(自分が目標にしてきたことが、じつは他人の価値基準で決められたものだったとしたら実現しても充実感はない。普段はきちんとしていることでも、自分の状態をよりよく保つためには休むことも必要と瞬時に判断できる能力が、要領というもの。お互いにメリットのあるつきあいこそ、意味のあるつきあいになりうる。「必要とされる人」は、歯車人生を楽しめるひと。否定的な観念は、子供のころに親から植えつけられることが多い。)

令040928 こんちゅう稼業    (青林工藝舎、平成15年刊)    秋山亜由子 著
(和もののアリスの不思議な国。)

令040927 存在追憶 限りなき時の中に     (角川書店、平成19年刊)    高山辰雄 著
(≪自分が社会の一員であることで矛盾を抱えて困り抜く。そこから引き裂かれるような音や響きが生まれる。その音や響きがみんなの役に立つのではないでしょうか。≫ ≪伝統の中にどっぷり浸かっていたら腐ってしまう。そこから一歩だけ出たい。二歩は出たくない。二歩出ると、そこにはもう知恵のような、偽善的なものが働いているような気がする。一歩は、自然に、必然的に出る一歩でありたい。≫ ≪生まれ持っていたものというのは、40~50歳あたりで消えていくような気がしまう。才能でやっていけるのはそのくらいまで。≫ ≪宇宙だって、困っていなければ動かないでいいはずだ。≫)

令040926 「伝えたい気持ち」が伝わる本     (新講社、平成13年刊)    鴨下一郎 著
(「自分が伝えたいとき」より「相手が聞きたいとき」に伝えるほうが上手に伝わる。わかってくれないのが当たり前で、わかってもらえるように努力する、わかってもらえたら儲けもの……そういう気持ちに切り替える。ひととの関係は、つまるところ適切な距離の取り方。世の中には「xxのため」論法のひとが多い。ただ単に「xxが好きだから」というのが存外伝わらない。)

令040926 新しい世界の資源地図 エネルギー・気候変動・国家の衝突    (東洋経済新報社、令和4年刊)    Daniel Yergin 著、黒輪篤嗣 訳
(エネルギー史にとどまらず現代世界を理解するためにほとんど必要にして十分な、プーチンのウクライナ侵攻直前までの世界史。イランがいかにちょっかい出しまくりの困った国家か。ムスリム同胞団からISISにいたる貧者が標榜するカリフ制がいかに国民国家に対立する概念であり、これに対してサウジアラビアがいかに国民国家に舵を切っているか。シェール革命がいかにグローバルな意味を持っているか。|陸上風車のために鉄1500トン、コンクリ2500トン、プラスチック25トン。EV 1台用のバッテリーを作るためには23万トンの鉱石などを採掘し処理せねばならぬ。)

令040922 増補改訂 イギリス菓子図鑑 お菓子の由来と作り方     (誠文堂新光社、令和元年刊)    羽根則子 著
(作りはみな素朴だし料理法も単純だが材料がうまいものの王道を行っている。)

令040919 世界最先端の研究が教える もっとすごい心理学     (総合法令出版、令和2年刊)    内藤誼人 著
(大笑いしたり気持ちが楽しくなると(美食含む)、生産性は12%ほど高くなる。コメディ映画を観ると成長ホルモンも分泌される。ちょこちょこと自分がイヤがることをやっていれば、精神力=自己コントロール能力は筋肉と同じく鍛えられる。ホメて伸ばすのは、相手が初学者の場合;上級クラスはダメなところをビシビシ指導したほうがいい。親が子に教えるには、にこやかに笑いを交えながら勉強を教えるとよい(ごめんね…)。ひとりで黙々と作業(練習)することが求められる職種では、人嫌いの度合いが高いほうが成果があがる。就職面接は、実績よりも将来にこれだけのことができるとポテンシャルをアピールしたほうがいい。賢くおカネを使いたいなら、モノより思い出。ポジティブな出来事よりネガティブな出来事のほうが気分との結びつきが5倍も強いので、ポジティブなことがあってもネガティブなことがあれば気分はものすごく落ち込む。)

令040919 世界最先端の研究が教える すごい心理学     (総合法令出版、平成31年刊)    内藤誼人 著
(得意なこと・慣れたことでは、他人に見られていると緊張をやる気や意欲に転換できる。自分が簡単にできることは、わざと失敗するのはむずかしい。政治家も経営者も頼りがいのある人はあまり悲観的なことを口にしない。ひとが感じる幸福感は個人個人でだいたいの数値が決まっており、変動があってもそこに戻ってくる。いけにえを作ると集団がまとまるので、いじめはなかなかなくならない。親が子に厳しく批判的に接していると、子はそのやりかたのまま周囲と接するので、嫌われる子供になる;逆またしかり。新たな組織に入ったらネットワークづくりができるのは最初の3ヶ月、そのあとはむずかしい。)


© Rakuten Group, Inc.